独自の興亜論を展開
戦後のアメリカの対日政策の基本は、日本弱体化であった。だが、米ソ冷戦の開始によって、事態は180度変わった。「逆コース」といわれた通り、アメリカは、日本を反共の防波堤にすべくそれまでの日本弱体化政策を棚上げし、日本の復興を急いだ。
アメリカの矛盾は、ソ連封じ込めと興亜論封じ込めの両立を試みることから必然的にもたらされた。当時のアメリカの苦悩は、公開されたアメリカ政府文書でも裏づけられている。 続きを読む 辻政信とアメリカの対日心理戦略
「日本人」カテゴリーアーカイブ
三木清の思想
![]() アジア伝統社会の原理と西洋近代の自由主義、アジアの神秘的「知」と西洋近代の合理的「知」の対立を超えて、新しいアジア社会、新しいアジア的「知」を形成するための思想として、いまなお三木の思想から学ぶべき点が少なくないからである。中村雄二郎氏ら日本を代表する哲学者たちは、西田幾多郎とともに三木の問題意識に触発された部分が小さくない。 続きを読む 三木清の思想 |
高山岩男関連文献
書籍
| 著者 | 書籍写真 | 書名 | 出版社 | 出版年 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 高山岩男著、花澤秀文編 | 超近代の哲学 | 燈影舎 | 2002 | (京都哲学撰書 / 大峯顯, 長谷正當, 大橋良介編 ; 第20巻) | |
| 高山岩男著、齋藤義一編 | 文化類型学・呼応の原理 | 燈影舎 | 2001 | (京都哲学撰書 / 大峯顯, 長谷正當, 大橋良介編 ; 第15巻) | |
| 高山岩男著 ; 花沢秀文編・解説 | ![]() |
世界史の哲学 | こぶし書房 | 2001 | (こぶし文庫 ; 29 . 戦後日本思想の原点) 続きを読む 高山岩男関連文献 |
折口信夫のアジア統一論
産霊とマナによる統一
安藤礼二氏は、折口信夫が北一輝・大川周明・石原莞爾ら「超国家主義者」たちがアジアの統一・協同させる政治的・経済的な革命を志向したのに呼応するかのように、信仰上の、精神的な革命を断行しようとしたと捉えた(安藤礼二『神々の闘争 折口信夫論』講談社、2004年、111頁)。そうした折口の試みは、日本の古道を普遍宗教として提示し、イスラームを含めた他の宗教との融合を模索した田中逸平の試みとも通じている。安藤氏は、次のように折口の信仰上の革命をまとめる。 続きを読む 折口信夫のアジア統一論
『影山正治全集』
『興亜運動と頭山満翁』
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戦争文化叢書
| 号 | 著者 | 書名 | 出版社 | 出版年 |
|---|---|---|---|---|
| 第1輯 | 高嶋辰彦 | 『日本百年戦争宣言』 | 戦争文化研究所 | 1939年 |
| 第2輯 | 清水宣雄 | 『植民地解放論』 | 太平洋問題研究所 | 1939年 |
| 第3輯 | 志田延義 | 『八紘一宇』 | 世界創造社(発売) | 1939年 続きを読む 戦争文化叢書 |
『東亜同文書院大旅行誌 第21巻 足跡』
![]() 若宮二郎、大久保英久、宮澤敝七、祖父川瀬徳男「白樺の口吻」 想 |
村岡清蔵
青島地湧塾で日中提携を目指す
村岡清蔵は、明治42年に佐賀県で生まれた。大正13年、大連の旧制高等小学校を卒業し、翌14年に大連の日本山妙法寺において、得度仏門に入る。
彼が、前田虎雄と出会うのは、大正15年11月、栃木県那須の日本山妙法寺においてであった。以来、前田と行動をともにし、昭和8年の神兵隊事件に参加、投獄される。昭和10年秋に出獄した後、葦津耕次郎の教えを受けて、神道、国学思想に開眼、嗣子珍彦とも親交を持つようになる。
昭和15年1月、立正興亜塾を東京に開設、青年同志の養成に努めた。この年7月の七・五事件に参加し、再び投獄されている。翌昭和16年に出獄、昭和17年に中国に渡った。昭和18年青島地湧塾の塾長となり、熟生とともに日中間の真の提携を目指した。昭和19年には地湧塾の生徒たちとともに、済南に移転し、山東立志工業学校を創設し、中国人のみ500余名の育成に当たった。
昭和20年8月15日、終戦の大詔を拝聴して自決を決意し、久子夫人とともに自宅において自決した。
神兵隊事件─昭和皇道維新の断行
昭和皇道維新の断行
昭和8年7月の神兵隊事件は、斉藤実を首班とする内閣を妥当し、一挙に国家の現支配機構を破壊し、帝都を動乱化して戒厳令下に導き、大詔渙発を奏請して皇族を首班に推戴する臨時非常内閣を樹立し、これを中心に新政治機構を組織し、日本主義皇道を指導原理として帝国憲法をはじめ法律、政治、経済その他諸般の制度を根本的に改廃することを狙って行われようとしていた。その目的は、皇国本来の一君万民・祭政一致の天皇政治を擁立し、神武肇国の皇政に復古し、明治維新の追完たる昭和皇道維新を断行することであった。 続きを読む 神兵隊事件─昭和皇道維新の断行



