独自の資源外交を展開
田中首相は、1973年頃から、独自の資源外交を展開していた。まず同年秋、仏、英、西独、ソ連を次々と訪問し、石油、ウラン鉱石、天然ガス等の共同開発について議論している。 続きを読む 田中角栄の外交とアメリカ |
独自の資源外交を展開
田中首相は、1973年頃から、独自の資源外交を展開していた。まず同年秋、仏、英、西独、ソ連を次々と訪問し、石油、ウラン鉱石、天然ガス等の共同開発について議論している。 続きを読む 田中角栄の外交とアメリカ |
独自の興亜論を展開
戦後のアメリカの対日政策の基本は、日本弱体化であった。だが、米ソ冷戦の開始によって、事態は180度変わった。「逆コース」といわれた通り、アメリカは、日本を反共の防波堤にすべくそれまでの日本弱体化政策を棚上げし、日本の復興を急いだ。
アメリカの矛盾は、ソ連封じ込めと興亜論封じ込めの両立を試みることから必然的にもたらされた。当時のアメリカの苦悩は、公開されたアメリカ政府文書でも裏づけられている。 続きを読む 辻政信とアメリカの対日心理戦略
G2直轄の秘密工作機関
キャノン機関とは、GHQ参謀第2部(G2)のチャールズ・ウィロビー少将が情報将校としてのジャック・Y・キャノン(Jack Y. Canon)の能力を買い、G2直属機関として組織した秘密工作機関で、本郷の旧岩崎邸に本部を構えていた。
1951年には、作家の鹿地亘を拉致監禁した。ウィロビー少将は、米女流作家アグネス・スメドレーがゾルゲ・スパイ事件に連座しているとにらみ、鹿地からスメドレーに関する情報を得たいとも考えたという(春名幹男「対日工作の系譜・その1(4)」『熊本日日新聞』1997年11月21日付朝刊)。 続きを読む キャノン機関
関連書籍類
著者 | 書籍写真 | 書名 | 出版社 | 出版年 | 備考 |
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ジョージ・ウェラー著、アンソニー・ウェラー編、小西紀嗣訳 | GHQが封印した幻の潜入ルポ ナガサキ昭和20年夏 | 毎日新聞社 | 2007年7月 | ||
浦田義和 | 占領と文学 | 法政大学出版局 | 2007年2月 | ||
山本武利編 | 占領期文化をひらく―雑誌の真相 | 早稲田大学出版部 | 2006年8月 | 続きを読む 占領期の言論統制関連文献 |
戦争犯罪宣伝作戦
アメリカによる日本の言論統制の目的は、戦前の日本の行為を全て悪、連合国の行為を全て善とする一方的な考え方を日本に浸透させることにあったのではなかろうか。 日本政府の行為も、在野の興亜論者の行為も、アメリカに不都合なものは、全て悪とされたのである。この占領期に行われた言論統制は、徹底したものであった。現在、興亜論者の正義の行動が容易に受け入れられないのも、この言論統制の後遺症なのか。 続きを読む 占領期の言論統制 |
2011年10月6日、ニューヨークのウォール街から始まったデモが、首都ワシントン中心部にまで広がった。デモは、ホワイトハウスから数百メートル離れたフリーダム・プラザで行われ、経済格差、金持ち優遇政策などに抗議した。 |