藤井斉が同志を糾合
王師会は、海軍の王師会が昭和3年3月に海軍部内の青年士官中の同志を集めて組織した。藤井は、海軍兵学校在学中に休暇等を利用して、大学寮に出入りしていた大川周明、満川亀太郎、安岡正篤、西田税らと接触し、国家改造の必要性を痛感するようになっていた。 続きを読む 王師会─青年将校の義憤
藤井斉が同志を糾合
王師会は、海軍の王師会が昭和3年3月に海軍部内の青年士官中の同志を集めて組織した。藤井は、海軍兵学校在学中に休暇等を利用して、大学寮に出入りしていた大川周明、満川亀太郎、安岡正篤、西田税らと接触し、国家改造の必要性を痛感するようになっていた。 続きを読む 王師会─青年将校の義憤
イスラーム先駆者
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![]() 明治42年にトルコ系タタール人、アブデュルレシト・イブラヒムが来日すると、中野は大原武慶とともにムスリムと興亜陣営の連携を推進する。 続きを読む 中野常太郎と亜細亜義会 |
亜細亜人民たるものの大義
浦敬一は、荒尾精の興亜論を受け継ぎ、果敢に行動した。対ロシア政策に必要な情報を収集するため、新疆方面の状況調査を企て、明治22(1889)年9月単独で伊犂探検に出た。だが、彼はまもなく消息を絶った。
彼が残した書簡には、その思想がはっきりと示されている。例えば、明治18年6月16日に父に宛てた書簡には次のように書かれている。
「乍併東洋の大勢は是より平和に相成る事には中々無之、仏は已に安南を横領し、英は又々朝鮮の巨文島を占奪し、露は頻りに支那朝鮮を窺ひ、独も亦同じく支那朝鮮に手を出さんと存居候由なれば、東洋の危急は日を逐ふて相迫り候。東洋の危急は支那朝鮮のみにあらず、我国の形勢は最も危急に相成居申候。…… 続きを読む 浦敬一の興亜
書籍
| 著者 | 書名 | 出版社 | 出版年 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 法本義弘 | 梅田雲浜 | 小浜市立図書館 | 1981 | (若狭人物叢書 9) |
| 梅田薫 | 梅田雲浜と維新秘史 | 東京正生学院 | 1979 | |
| 青木晦蔵、佐伯仲蔵編 | 梅田雲浜関係史料 復刻版 | 東京大学出版会 | 1976 | (続日本史籍協会叢書日本史籍協会編 第2期第4巻) |
| 奈良本辰也編 | 幕末志士の手紙 | 学芸書林 | 1969 | 続きを読む 梅田雲浜関連文献 |
書籍
| 著者 | 書籍写真 | 書名 | 出版社 | 出版年 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 藤田東湖 | ![]() |
維新草莽詩文集 | 新学社 | 2007年6月 | 新学社近代浪漫派文庫 |
| 童門冬二 | ![]() |
尊王攘夷の旗―徳川斉昭と藤田東湖 | 光人社 | 2004年6月 | |
| 但野正弘 | ![]() |
水戸烈公と藤田東湖『弘道館記』の碑文 | 水戸史学会 | 2002年8月 | 続きを読む 藤田東湖関連文献 |
書籍
| 著者 | 書籍写真 | 書名 | 出版社 | 出版年 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 亀井俊郎著 | ![]() |
小説 太虚―大塩平八郎と安岡正篤 | 朱鳥社 | 2011年10月 | 日本史研究叢刊 |
| 大塩事件研究会編 | ![]() |
大塩平八郎の総合研究 | 和泉書院 | 2011年4月 | |
| 森田康夫著 | ![]() |
大塩平八郎と陽明学 | 和泉書院 | 2008年10月 | 日本史研究叢刊 |
| 大橋健二 | ![]() |
神話の壊滅―大塩平八郎と天道思想 | 勉誠出版 | 2005年11月 | |
| 阿部牧郎 | ![]() |
大坂炎上―大塩平八郎「洗心洞」異聞 | 徳間書店 | 2005年7月 | |
| 安達勝彦 | 小説大塩平八郎 | 耕文社 | 2005年 | 続きを読む 大塩平八郎関連文献 |
書籍
| 著者 | 書籍写真 | 書名 | 出版社 | 出版年 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 渡部昇一 | 渡部昇一の古代史入門 頼山陽「日本楽府」を読む | PHP研究所 | 2006年11月 | ||
| 見延典子 | ![]() |
頼山陽にピアス | 南々社 | 2004.11 | |
| 衣笠安喜 | ![]() |
思想史と文化史の間―東アジア・日本・京都 | ぺりかん社 | 2004.07 | 続きを読む 頼山陽関連文献 |
一君万民の理想
![]() 安藤英男氏は、山陽が「一君万民の平等思想を根底とし、天皇親政下の郡県制度を理想の政治形態とした」と書いている(安藤英男『頼山陽日本外史』近藤出版社、1982年(頼山陽選集 6)、3頁)。 続きを読む 頼山陽の思想 |