「外国人」カテゴリーアーカイブ
スナイダー/カッツ「新アジア主義」
「オバマ政権は冷戦時代の思考から脱却しろ」と
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2009年10月、クリスチャン・サイエンス・モニター東京特派員を務めたダニエル・スナイダー氏とジャーナリストのリチャード・カッツ氏が、「新アジア主義」と題して鳩山外交に対するオバマ政権の対応について提言した。 ここでスナイダー氏らは、「このようなドラマティックな外交政策の変化、つまり新アジア主義を携えて、民主党は日本を導こうとしている。同党は、東アジアにおいてリーダーの役割を果たす用意があり、その意思があり、その能力がある。日本がより広範な地域的枠組みを通じて強力な中国との歴史的な対立関係をうまく処理していくことは、日米両国の利益である。ワシントンにとっては、今までより従順でない民主党日本というパートナーに慣れるには時間が要るだろうし、民主党が統治の現実を学ぶのにも時間が要るだろう。しかし、ワシントンも民主党も、冷戦時代の思考にしがみつくのでなく、これを今日的な新しい現実に合わせて日米同盟を再構築する好機とすべきである」(高野孟訳/http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2009/10/post_394.htmlより)と主張した。 続きを読む スナイダー/カッツ「新アジア主義」 |
「新しいアジア委員会報告書」─個人と社会の理想的な関係を追求
個人と社会の理想的な関係を追求
1992年12月19日、マハティール首相(当時)のブレーンとして活躍していたノルディン・ソピーを座長として、「新しいアジア委員会」(Commission for A New Asia)が発足した。ソピーとともに、インドネシア、タイ、フィリピン、シンガポール、ベトナム、日本、中国、香港、インド、バングラデシュ、ロシア、オーストラリアの学者、専門家16名がメンバーに名を連ねていた。日本からは、元外相の大来佐武郎、国際開発センター会長の河合三良、笹川平和財団プログラム・ディレクター(当時)の高橋一生氏の3名が参加していた。
4度の会議を経て同委員会が1994年1月にまとめたのが、『新しいアジア委員会報告書─新しいアジアに向けて』である。報告書は広範な問題を扱っているが、個人と社会の関係について、次のように述べている点が注目される。 続きを読む 「新しいアジア委員会報告書」─個人と社会の理想的な関係を追求
フッサール関連文献
書籍
| 著者 | 書籍写真 | 書名 | 出版社 | 出版年 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 中山純一 | フッサールにおける超越論的経験 | 知泉書館 | 2014/01 | ||
| 鈴木俊洋 | 数学の現象学: 数学的直観を扱うために生まれたフッサール現象学 | 法政大学出版局 | 2013/11/29 | ||
| リリアン アルワイス著、工藤和男・中村拓也訳 | フッサールとハイデガー―世界を取り戻す闘い | 晃洋書房 | 2012/12 | ||
| 竹田青嗣 | 超解読! はじめてのフッサール『現象学の理念』 | 講談社 | 2012/8/17 | 講談社現代新書 | |
| エトムント フッサール著、浜渦辰二・山口一郎訳 | 間主観性の現象学 その方法 | 筑摩書房 | 2012/5/9 | ちくま学芸文庫 続きを読む フッサール関連文献 |
ドゴール関連文献
書籍
| 著者 | 書籍写真 | 書名 | 出版社 | 出版年 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 渡邊啓貴 | シャルル・ドゴール:民主主義の中のリーダーシップへの苦闘 | 慶應義塾大学出版会 | 2013/7/14 | ||
| 渡辺和行 | ド・ゴール―偉大さへの意志 | 山川出版社 | 2013/07 | 世界史リブレット人 | |
| 山本健太郎 | ドゴールの核政策と同盟戦略―同盟と自立の狭間で | 関西学院大学出版会 | 2012/01 | ||
| エリック・ルーセル | ドゴール | 祥伝社 | 2010/12/13 | ガリマール新評伝シリーズ―世界の傑物 | |
| 山口昌子 | ドゴールのいるフランス—危機の時代のリーダーの条件 | 河出書房新社 | 2010/5/19 | 続きを読む ドゴール関連文献 |
カッシーラー関連文献
書籍
| 著者 | 書籍写真 | 書名 | 出版社 | 出版年 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| エルンスト カッシーラー著、須田朗・村岡晋一、宮武昭訳 | ![]() |
認識問題〈2‐2〉近代の哲学と科学における | みすず書房 | 2003年 | |
| エルンスト・カッシーラー著、中野好之訳 | ![]() |
啓蒙主義の哲学 ; 下 | 筑摩書房 | 2003年 | ちくま学芸文庫、[カ-22-12] |
| エルンスト・カッシーラー著、中野好之訳 | ![]() |
啓蒙主義の哲学 ; 上 | 筑摩書房 | 2003年 | ちくま学芸文庫、[カ-22-12] |
| 馬原潤二 著 | エルンスト・カッシーラーの政治思想 : 「シンボル形式」の哲学と「啓蒙」の現在 | [馬原潤二] | 2003年 | 続きを読む カッシーラー関連文献 |
ブレジンスキー、「欧米の世界支配の終焉」を説く
欧米の世界支配の終焉
ズビグニュー・ブレジンスキーが、2008年12月16日付『インターナショナル・ヘラルド・トリビューン』に、「グローバルな政治的覚醒」(The global political awakening)と題して寄稿している。
ここで、ブレジンスキーは「500年にわたって続いてきた欧米の世界支配が終わり、中国と日本が台頭してくる」と書いている。
全文は以下の通り。 続きを読む ブレジンスキー、「欧米の世界支配の終焉」を説く
ダグ・バンドウ「アジアの世紀」
The Asian Century by Doug Bandow
『The National Interest』2009年2月17日
Secretary of State Hillary Clinton is off on her first foreign trip, and the destination of Asia is well-chosen. Economic, cultural and political ties with Europe remain strong, but Asia is likely to dominate the future, containing two possible superpowers as well as several other states with growing international influence. American power won’t disappear anytime soon, but the twenty-first century seems likely to be the Asian Century. 続きを読む ダグ・バンドウ「アジアの世紀」
欧米植民地支配とアジアの文化協力
アジア人の人類への貢献
東アジア共同体の課題として、経済、安保分野の協力とともに、文化面における協力の重視性もようやく認識されるようになった。東アジアが単に地域的な利益を確保していくだけでなく、国際社会で貢献していく上で、いかに文化協力が重要かについては、東アジア連帯の気運が盛り上がった1950年代半ばに、すでに明確に語られていた。その時代のアジア(・アフリカ)の文化交流の重要性に対する認識は、私たちの想像以上に深く、強烈だった。そこには、宗教誕生の地としてのアジアの誇りと、人類の進歩に対する貢献の歴史に対する明確な認識があった。それは、およそ100年前に岡倉天心が語り、やがてタゴールらによって引き継がれたアジア文化に対する誇りに繋がる。 続きを読む 欧米植民地支配とアジアの文化協力
興亜論者とユーラシア主義
1926年、大川周明が率いる行地社から一冊の本が刊行された。『西欧文明と人類の将来』である。
この本の翻訳を手がけたのは、行地社のメンバーでもあった嶋野三郎である(嶋野については、満鉄会・嶋野三郎伝記刊行会編『嶋野三郎 満鉄ソ連情報活動家の生涯』原書房、1984年)。嶋野はロシア通であるばかりか、イスラーム通でもあり、トルコ系ムスリムのムハンマド・クルバンガリーと深い交流を続けた。『産経新聞』2002年3月12日付の「この国に生きて 異邦人物語54 モスクを建てた亡命タタール人」は、嶋野が残した北一輝の逸話を紹介している。
「クルバンガリーの来訪を非常に喜び、『自分は「日本改造法案大綱」というものを書いたが、その中で、あんたがくることを予言しておる』とやった。北は西欧の侵略からアジアを解放するため、中国西北部にイスラム帝国を作る夢を持っていた。
さらに、『あんたはこれから日本の朝野を啓発して支那に渡り、その西北地区のマホメット教徒を率いて共産ロシアに攻め込みなさい。不肖、北、及ばずながら援助しよう』と語ったという」 続きを読む 興亜論者とユーラシア主義




