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スナイダー/カッツ「新アジア主義」

「オバマ政権は冷戦時代の思考から脱却しろ」と

DANIEL SNEIDER

RICHARD KATZ
 2009年10月、クリスチャン・サイエンス・モニター東京特派員を務めたダニエル・スナイダー氏とジャーナリストのリチャード・カッツ氏が、「新アジア主義」と題して鳩山外交に対するオバマ政権の対応について提言した。
ここでスナイダー氏らは、「このようなドラマティックな外交政策の変化、つまり新アジア主義を携えて、民主党は日本を導こうとしている。同党は、東アジアにおいてリーダーの役割を果たす用意があり、その意思があり、その能力がある。日本がより広範な地域的枠組みを通じて強力な中国との歴史的な対立関係をうまく処理していくことは、日米両国の利益である。ワシントンにとっては、今までより従順でない民主党日本というパートナーに慣れるには時間が要るだろうし、民主党が統治の現実を学ぶのにも時間が要るだろう。しかし、ワシントンも民主党も、冷戦時代の思考にしがみつくのでなく、これを今日的な新しい現実に合わせて日米同盟を再構築する好機とすべきである」(高野孟訳/http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2009/10/post_394.htmlより)と主張した。 続きを読む スナイダー/カッツ「新アジア主義」