「日本人」カテゴリーアーカイブ

高山彦九郎関連文献


書籍

著者 書籍写真 書名 出版社 出版年 備考
太田市教育委員会教育部文化財課編   高山彦九郎と細井平洲 : 平成13年度高山彦九郎記念館講演会記録 太田市教育委員会 2003  
吉村昭   彦九郎山河 文芸春秋 1998 文春文庫
吉村昭 彦九郎山河 文芸春秋 1995   続きを読む 高山彦九郎関連文献

高山彦九郎の思想

垂加神道の系譜

高山彦九郎胸像
 高山彦九郎を取り巻く勤王運動の背景には、「『敬』(つつしみ)による神との合一」という垂加神道の真理の調べが常に響いていたのではなかろうか。高山が引き継いだ勤王運動の先人たちは、垂加神道の系譜ときれいに重なり合っているからである。 続きを読む 高山彦九郎の思想

田中丘隅関連文献

書籍

著者 書名 出版社 出版年 備考
田中休愚著、村上直校訂 民間省要 新訂 有隣堂 1996  
秋川市史編纂委員会編 秋川市史 秋川市 1983  
川崎市教育委員会社会教育部社会教育課文化係編 走庭記 : 田中休愚右衛門半生記 川崎市教育委員会 1970 (川崎市文化財資料集 第1冊)
  郷土に光をかかげた人々 東京都西多摩地区小学校長会 1954   続きを読む 田中丘隅関連文献

楠木正成関連文献


書籍

著者 書籍写真 書名 出版社 出版年 備考
吉川佐賢   『楠木正成 夢の花〈下〉』 叢文社 2006年1月  
吉川佐賢   『楠木正成 夢の花〈上〉』 叢文社 2005年12月  
須田京介著 『小説楠公三代記』 神戸新聞総合出版センター 2003年   続きを読む 楠木正成関連文献

菅原道真関連文献


書籍

著者 書籍写真 書名 出版社 出版年 備考
谷口孝介 菅原道真の詩と学問 塙書房 2006年  
小西 聖一、高田 勲 右大臣道真の怨霊 理論社 2005年11月  
真壁俊信 天神信仰と先哲 : 菅原道真公御神忌一、一〇〇年大祭記念出版 太宰府天満宮文化研究所 2005   続きを読む 菅原道真関連文献

三上卓先生と真木和泉「大夢記」

三上卓先生は「大夢」と号したが、この「大夢」は真木和泉の「大夢記」に着想を得ていたと考えられる。

 真木は、文化十(一八一三)年に久留米で生まれ、藩校明善堂で学び、弘化元年に水戸遊学を許されて、江戸に赴いている。四度、会沢正志斎を訪ねている。嘉永五年(一八五二)年に、藩政改革の建白をして執政有馬監物らを排斥する藩政の改革を企てるが失敗、以後十年の長い間、塾居生活を余儀なくされた。この時期に真木が書いた倒幕の戦略書が「大夢記」である。山口宗之氏は『真木和泉』において、次のように書いている。 続きを読む 三上卓先生と真木和泉「大夢記」

和辻哲郎「岡倉先生の思ひ出」『帝大新聞』昭和11年1月

今度岡倉一雄氏の編輯で『岡倉天心全集』が出始めた。第一巻は英文で発表せられた『東洋の理想』及び『日本の覚醒』の訳文を載せてゐる。第二巻は『東洋に対する鑑識の性質と価値』その他の諸篇、第三巻は『茶の書』を含む筈であるといふ。岡倉先生の主要著作が英文であつたため在来日本の読者に比較的縁遠かつたことは、岡倉先生を知る者が皆遺憾としたところであつた。今その障害を除いて先生の天才を同胞の間に広めることは誠に喜ばしい企てであると思ふ。 続きを読む 和辻哲郎「岡倉先生の思ひ出」『帝大新聞』昭和11年1月

三島由紀夫の南洲論

銅像との対話─西郷隆盛
三島由紀夫は義挙(昭和45年11月25日)の2年半前の昭和43年4月23日付の『産経新聞』に、「銅像との対話─西郷隆盛」を発表し、次のように書いている。
「あなたは涙を知つてをり、力を知つてをり、力の空しさを知つてをり、理想の脆さを知つてゐました。それから、責任とは何か、人の信にこたへるとは何か、といふことを知つてゐました。知つてゐて、行ひました」


*『三島由紀夫全集第33巻』新潮社、昭和51年、202-203頁

高倉健の「単騎、千里を走る。」─アジア合作の時代

「単騎、千里を走る。」2005年10月に開催された第18回東京国際映画祭は、アジア映画の躍進のみならず、アジア合作の時代を印象づけた。ハリウッド映画を押しのけて、日中合作「単騎、千里を走る。」がオープニングを飾り、クロージングには「力道山」が選ばれたからである。
文化大革命後、中国で初めて上映された日本映画が高倉健主演「君よ憤怒の河を渉れ」(1976年、監督・佐藤純彌)であった。中国全土で大ヒットし、多くの中国人に感銘を与えた。若き日の張芸謀(チヤンイーモウ)監督もその一人であった。一方、高倉はチャン監督の「初恋のきた道」(1999年)を称賛、これに感激したチャン監督が2000年に高倉主演の映画制作を決意し、「単騎、千里を走る。」に結実した。 続きを読む 高倉健の「単騎、千里を走る。」─アジア合作の時代