アジア・アフリカ会議最終コミュニケ

1955年4月にインドネシアのバンドンで開催されたアジア・アフリカ会議の最終コミュニケ抜粋

「アジア・アフリカは偉大な宗教と文明の揺籃の地であった。この宗教と文明は自らの発展過程をたどりながら他の宗教や文明を豊かなものにしてきた。したがってアジア、アフリカの文明は精神的、世界的基盤の上になりたっている。不運にもアジア、アフリカ諸国間の接触は過去数世紀にわたってさまたげられてきた。アジア、アフリカの人民は今やいにしえの文化的接触を回復し、現代世界の中で新しい交流を発展させたいという心からの熱望によって鼓舞されている」、「会議がアジア、アフリカ諸国間の文化的協力の発展を考慮したのは他の諸国間グループ、他の文明や文化を排斥したり敵視したりする意味からではまったくない。会議は、アジア、アフリカの文化的協力を、その寛容性と普遍性という古来からの伝統に忠実に、世界的協力というより大きな規模のもとに発展させるべきであると確信する」

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