アジア伝統社会の原理と西洋近代の自由主義、アジアの神秘的「知」と西洋近代の合理的「知」の対立を超えて、新しいアジア社会、新しいアジア的「知」を形成するための思想として、いまなお三木の思想から学ぶべき点が少なくないからである。中村雄二郎氏ら日本を代表する哲学者たちは、西田幾多郎とともに三木の問題意識に触発された部分が小さくない。 続きを読む 三木清の思想 |
「西洋近代の限界」カテゴリーアーカイブ
「近代の超克」関連文献
書籍
著者 | 書籍写真 | 書名 | 出版社 | 出版年 | 備考 |
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岩本真一 | 超克の思想 | 水声社 | 2008年12月 | ||
子安宣邦 | 「近代の超克」とは何か | 青土社 | 2008年5月 | ||
廣松渉 | 廣松渉著作集 第14巻(近代の超克) | 岩波書店 | 1997年 | 続きを読む 「近代の超克」関連文献 |
アジア的価値観
「全体の調和」と「万物の連動」
アジア的価値観は、欧米の普遍的価値とも調和する。決してアジアにしか存在しない価値観ではない。キリスト教徒が多数を占める社会も含め、宗教が生活の中に生きていた時代には、ことさらにアジア的と名づけて意味のある独自の価値観は成立しなかったさえいえるだろう。ただし、アジア的価値観は、近代以降の欧米社会の根底にある価値観とは異なる部分が多い。 続きを読む アジア的価値観
反格差デモ、ワシントン中心部に飛び火
2011年10月6日、ニューヨークのウォール街から始まったデモが、首都ワシントン中心部にまで広がった。デモは、ホワイトハウスから数百メートル離れたフリーダム・プラザで行われ、経済格差、金持ち優遇政策などに抗議した。 |