小泉・竹中によって進められた新自由主義路線によって労働者派遣法が改悪された。
小泉政権下の2002年4月、人材派遣大手パソナ・グループは、防衛庁職員26万人の福利厚生業務を防衛庁共済会より一括受託している。
民主党政権は、労働者派遣法を正常に戻すことを目指していたが、結局骨抜きにされた。
この背景に何があったか。その一つとして指摘されているのが、パソナの南部靖之氏と前原誠司氏のただならぬ関係である。
関係者によると、前原氏の妻、愛里夫人は、かつてパソナに勤務し、しかも南部氏の秘書を務めていた。愛里夫人は、創価短大出身で、創価学会とのパイプがパソナ、前原氏の双方に生まれた格好になっていた。
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「骨抜き派遣法改正案」=小泉・竹中路線への回帰
厚生労働委員会(平成23年12月7日)の会議録
出席委員
委員長 池田 元久君
理事 岡本 充功君 理事 中根 康浩君
理事 長妻 昭君 理事 柚木 道義君
理事 和田 隆志君 理事 加藤 勝信君
理事 田村 憲久君 理事 古屋 範子君
石森 久嗣君 石山 敬貴君
稲富 修二君 大西 健介君
工藤 仁美君 斉藤 進君
白石 洋一君 田中美絵子君
竹田 光明君 玉木 朝子君
長尾 敬君 仁木 博文君
橋本 勉君 初鹿 明博君
樋口 俊一君 福田衣里子君
藤田 一枝君 牧 義夫君
三宅 雪子君 水野 智彦君
宮崎 岳志君 山口 和之君
山崎 摩耶君 吉田 統彦君
あべ 俊子君 鴨下 一郎君
菅原 一秀君 棚橋 泰文君
谷畑 孝君 永岡 桂子君
長勢 甚遠君 松浪 健太君
松本 純君 坂口 力君
高橋千鶴子君 阿部 知子君
柿澤 未途君
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厚生労働大臣 小宮山洋子君
厚生労働副大臣 牧 義夫君
厚生労働大臣政務官 藤田 一枝君
厚生労働大臣政務官 津田弥太郎君
会計検査院事務総局第二局長 川滝 豊君
政府参考人
(厚生労働省大臣官房年金管理審議官) 今別府敏雄君
政府参考人
(厚生労働省職業安定局派遣・有期労働対策部長) 生田 正之君
参考人
(労働政策審議会会長) 諏訪 康雄君
厚生労働委員会専門員 佐藤 治君
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○池田委員長 これより会議を開きます。 続きを読む 「骨抜き派遣法改正案」=小泉・竹中路線への回帰
民主党の裏切り─労働者派遣法改正案を骨抜きに
宮内義彦氏と人材業界トップが推進した労働分野の規制改革
労働分野の規制改革は、新自由主義政策を推進する小泉政権下で一気に加速されたが、その際そのアクセルを踏んだのが、オリックス代表取締役会長兼グループCEOの宮内義彦氏を議長とする総合規制改革会議である。
問題は、労働分野の規制改革が、関係業界の利益を拡大するために進められてきたことである。驚くことに、総合規制改革会議の委員には派遣会社など人材関連企業のトップが三人入っていた。株式会社ザ・アール代表取締役社長の奥谷禮子氏、株式会社リクルート代表取締役社長の河野栄子氏、株式会社イー・ウーマン代表取締役社長の佐々木かをり氏である。
総合規制改革会議の人材(労働)ワーキンググループ主査を務めたのは、慶應義塾大学商学部教授の清家篤氏である。
総合規制改革会議は、平成13年7月24日に発表した「重点6分野に関する中間とりまとめ」の中で、次のように主張していた。 続きを読む 民主党の裏切り─労働者派遣法改正案を骨抜きに