坪内隆彦 のすべての投稿

占領期の言論統制関連文献


関連書籍類

著者 書籍写真 書名 出版社 出版年 備考
ジョージ・ウェラー著、アンソニー・ウェラー編、小西紀嗣訳 GHQが封印した幻の潜入ルポ ナガサキ昭和20年夏 毎日新聞社 2007年7月
浦田義和 占領と文学 法政大学出版局 2007年2月
山本武利編 占領期文化をひらく―雑誌の真相 早稲田大学出版部 2006年8月 続きを読む 占領期の言論統制関連文献

占領期の言論統制

戦争犯罪宣伝作戦

アメリカによる日本の言論統制の目的は、戦前の日本の行為を全て悪、連合国の行為を全て善とする一方的な考え方を日本に浸透させることにあったのではなかろうか。
日本政府の行為も、在野の興亜論者の行為も、アメリカに不都合なものは、全て悪とされたのである。この占領期に行われた言論統制は、徹底したものであった。現在、興亜論者の正義の行動が容易に受け入れられないのも、この言論統制の後遺症なのか。 続きを読む 占領期の言論統制

三木清の思想

ロゴスとパトスの統合、理性・言語と感情・イメージの統合を目指した思想家・三木清が見直されつつある。
アジア伝統社会の原理と西洋近代の自由主義、アジアの神秘的「知」と西洋近代の合理的「知」の対立を超えて、新しいアジア社会、新しいアジア的「知」を形成するための思想として、いまなお三木の思想から学ぶべき点が少なくないからである。中村雄二郎氏ら日本を代表する哲学者たちは、西田幾多郎とともに三木の問題意識に触発された部分が小さくない。
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高山岩男関連文献


書籍

著者 書籍写真 書名 出版社 出版年 備考
高山岩男著、花澤秀文編 超近代の哲学 燈影舎 2002 (京都哲学撰書 / 大峯顯, 長谷正當, 大橋良介編 ; 第20巻)
高山岩男著、齋藤義一編 文化類型学・呼応の原理 燈影舎 2001 (京都哲学撰書 / 大峯顯, 長谷正當, 大橋良介編 ; 第15巻)
高山岩男著 ; 花沢秀文編・解説 世界史の哲学 こぶし書房 2001 (こぶし文庫 ; 29 . 戦後日本思想の原点) 続きを読む 高山岩男関連文献

折口信夫のアジア統一論

産霊とマナによる統一

安藤礼二氏は、折口信夫が北一輝・大川周明・石原莞爾ら「超国家主義者」たちがアジアの統一・協同させる政治的・経済的な革命を志向したのに呼応するかのように、信仰上の、精神的な革命を断行しようとしたと捉えた(安藤礼二『神々の闘争 折口信夫論』講談社、2004年、111頁)。そうした折口の試みは、日本の古道を普遍宗教として提示し、イスラームを含めた他の宗教との融合を模索した田中逸平の試みとも通じている。安藤氏は、次のように折口の信仰上の革命をまとめる。 続きを読む 折口信夫のアジア統一論

『興亜運動と頭山満翁』

『興亜運動と頭山満翁』は、興亜陣営の活動家、鈴木善一が、昭和17年に頭山の米寿を祝し、頭山から受けた教訓感銘を綴ったものである。鈴木は、明治36年に茨城県で生まれた。国士舘時代に親交を持ったのが、八幡博堂で、彼とは昭和4年5月に信州国民党を設立している。 続きを読む 『興亜運動と頭山満翁』

『東亜同文書院大旅行誌 第21巻 足跡』

『東亜同文書院大旅行誌 第21巻 足跡』第26期生(昭和5年)

若宮二郎、大久保英久、宮澤敝七、祖父川瀬徳男「白樺の口吻」


これは四人の男の、黒龍江の畔に、赤いロシアの山河を望みつゝ彷徨したあの想出の合作なのである。旅は人生の縮図とか。悦びも悲しみも、憂ひも不安も、総てを時の移りに委せて、村から村へ、站から駅へ、転々として漂泊ふ四名の男、猜疑の眼、露はなる排斥の中に、人種と言葉とを異にする国の奥地で、確と手と肩とを組み合せた我々が、危い足ごりで辿った足跡の回想である。 続きを読む 『東亜同文書院大旅行誌 第21巻 足跡』