「『非葛花』」カテゴリーアーカイブ

伊勢茂美『非葛花』❶

昭和四十九年に小松島市史編纂委員会が編んだ『小松島市史 上巻』に、伊勢茂美の『非葛花』が収録されているのを発見した。
『非葛花』は、本居宣長の『葛花』に対する反論として書いたもの。宣長は、安永九(一七八〇)年に市川鶴鳴(匡麻呂)が『末賀能比連」を書き、『直毘霊』を批判したのに対して、同年十一月に『葛花』を著わして反論した。「葛花」とは、「漢意」という毒酒に対する妙薬のことで、「漢意の酔いから醒めよ」という宣長の挑発的なメッセージが込められている。

伊勢茂美『非葛花』