二冊の亀井静香本『亀井静香が吠える 痛快言行録(2010年)、『亀井静香―最後の戦いだ。』(2012年)を著した、ジャーナリストの高橋清隆氏が、広島入りし、マスコミが避ける切り口で、連日重要な報道をしている。
以下、「高橋清隆の文書館」に掲載された記事をまとめて転載させていただく。
★【書評】『晋三よ!国滅ぼしたもうことなかれ~傘張り浪人決起する~』亀井静香(メディア・パル)(2014年12月02日 08:09)
05年に小泉政権が郵政民営化を打ち出して以来、グローバリズムとたった1人で全面交戦してきた男、亀井静香衆院議員。本書は、従米的政策によって自滅しつつある日本の惨状に我慢できず、「弟のようにかわいがってきた」安倍首相に託す渾身(こんしん)のメッセージである。
文章は非常に砕けている。「ショボイよな」「ひどいもんだよ」「抵抗するぜ!」など、修辞法の軽さが目障りなほどだ。ライターが口述筆記したのだろう。内容は「アベノミクス」をはじめとする安倍氏の政策批判、小泉政権の総括、幼少期から国民新党脱退までの半生記、今後の戦いに向けた提言などからなる。
続きを読む マスコミが報じない亀井静香氏の戦い →
自主外交を打ち出した新党「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」会見
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平成24年11月22日、「反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党」(代表:山田正彦、幹事長:亀井静香)と減税日本(代表:河村たかし)が合流し、新党「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」の結成が決まった。山田、河村両氏が共同代表、亀井氏が幹事長、小泉俊明氏が幹事長代理に就く。対米追従・新自由主義を批判してきた小林興起氏も参加する。
党名通り、当面の政策課題として、反増税(減税)、反TPP・脱原発を前面に打ち出す新党の特徴は、「日本独立」の重視である。山田氏は「アメリカの言いなりにはならない」と繰り返し強調しており、新党は「自主外交の展開」「沖縄米軍基地問題の解決」なども公約に掲げる方針。
反増税(減税)、反TPP・脱原発の実現のためには、植草一秀氏が言う「悪徳のペンタゴン」(政治屋(政)・特権官僚(官)・大資本(業)・米国(外)・御用メディア(電)」の中枢「アメリカ」からの干渉をはねかえす必要がある。
新党は、「国民の生活が第一」「みどりの風」とも連携し、「日本独立」「対米自立」の旗を高々と掲げて、選挙を戦ってもらいたい。
マスコミは、「新たな第3極」とか「第4極」などと表現しているが、真の争点は「対米従属」か「対米自立」かであり、「極」はその二つしかない。
日本維新の会への参加を余儀なくされた対米自立派も、いずれ「日本独立」「対米自立」の旗の下に戻ってくる。いずれにせよ、次の選挙では、対米追従の政治家を全員落選させるべきだ。
平成24年11月19日、亀井静香元国民新党代表と、民主党を離党した山田正彦元農水相が国会内で記者会見を開き、「反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党」結成を発表した。
その設立趣意書に掲げられた綱領には「諸外国と対等な友好関係を築くことが最大の防衛であることを前提に自主外交を展開する」と書かれている。山田氏は「アメリカの言いなりにはならない」とも語った。
以下に、マスコミが報道しようとしない重要部分を報じた高橋清隆氏の記事を転載する。 続きを読む TPP推進・原発推進・消費増税賛成の対米追従派たちが震え上がった日 →
戦後日本の対米従属外交を批判した孫崎享氏の『戦後史の正体』が大きな反響をもたらす中で、いま改めて鳩山由紀夫政権がつぶれた理由を考える必要がある。
亀井静香氏は、歴代日本の総理大臣で、アメリカと対等にやると宣言したのは鳩山さんが初めてだと言う。
以下、7月27日に放送された「マット安川のずばり勝負」での亀井氏の発言を紹介する。
亀井静香氏「わきあがる地熱、官邸前脱原発デモが政治を動かす 結党理念を忘れ談合政治に回帰する新自由主義・野田政権」
マット安川 政局ばかりが報じられる中、「野田政権はアメリカの回し者」と言い切った亀井静香さんが初登場。消費税増税の背景や、現在日本が抱える諸問題について伺いました。
脱原発デモは、幕末の「ええじゃないか」と似た民衆運動
亀井 日本の政治は、次の選挙でガラっと変わっちゃうと思いますよ。私も参加しましたが、いまの首相官邸前、国会前の原発再稼働反対・脱原発デモの動きは一過性のものではない。 続きを読む 対米自立を宣言した初めての首相 →
高橋清隆 亀井静香インタビュー(上) 「自民党も民主党も消える」
(2012年 7月 31日 01:25)
4月の国民新党離党からマスメディアに無視されている亀井静香衆議院議員。民主・自民・公明3党による談合政治の茶番を突き崩すため、新党づくりを進めている。「最後の戦い」と位置付ける亀井氏に27日、その展望と現状を聞いた。
——当初、「石原新党」の結成を「サクラが咲くころ」と言っていた。この構想は生きているのか。
亀井 歴史は一挙にいかない。紆余曲折はある。絵に描いたように計算通りには。それでも、1つの目標を設定しなければならない。6月13日に石原(慎太郎東京都知事)本人と会って、「やろう」と決めた。具体的な話をきちっと整えて。ただ、彼は政治家じゃないから、文章を書いては消している。それで、おれに怒鳴られている。そうは言っても時期が来た。やる。
——一番ネックになっているのは何か。
亀井 尖閣の問題だ。石原が手を付けた問題だが、国に取り組ませればいい。これを整理しないといけない。そういうこともあるから少し延びている。 続きを読む マスコミが阻止する石原─小沢連携 →
『維新と興亜』編集長・坪内隆彦の「維新と興亜」実践へのノート