西本省三『支那思想と現代』(春申社、大正10年)目次

 以下は、西本省三が大正10年に刊行した『支那思想と現代』の目次。
 道と器
 論語と労資問題
 礼教の国
 徳の力
 大春秋と小春秋
 之を如何、之を如何
 支那の所謂新思想
 支那の領土問題
 人気取り政治
 黄梨洲と王船山の学生論
 支那の知識労働階級
 鄙夫患夫の語と現代
 学ばざるの黄老家
 愿民と傲民
 民心即ち天心
 支那の民本思想

 権と術
 男女の別と国恥
 思想と経験
 勝手主義の言議
 中道より見たる日支観
 衆論の極致
 建極建中
 栽培と傾覆
 魯衛の政歟
 非礼視る勿れ
 其則遠からず
 現代の処士
 大学経学と雑学
 妾婦の言行
 宋の李元と徐世昌
 大道廃れて仁義あり
 魯一変して道に至る
 天与自然の力
 寛猛主義と日支
 道と寿
 直其中に在り
 生と死と仁
 物を玩ぶの弊
 万殊一本の妙
 朱子の両詩
 支那に二王あり
 君子道と盗道
 其教を修めよ
 昔の犠牲的精神
 半章の論語
 支那のマキアベリズム
 支那の宣伝と道徳
 沢国と武人
 道徳権威と国民自治
 支那南北の地気
 大道の頽敗
 天道の履き違へ
 政争没頭の弊
 今の乱臣と賊子
 道統と支那統一
 犯上作乱思想
 廸と魂性
 支那の戎狄観
 墨子の兼愛説と現代
 誤謬思想
 無為而化の曲解
 徳を正すの法
 精神生活と物質生活
 乱の由りて出づる所
 同文の意義
 刑の要領
 依頼心の善化
 人心と道心
 又唯だ維新のみ
 条理の教に反れ
 直を以てせよ
 畏敬心と狎侮心
 人治と法治
 白紙主義
 不統一にして統一
 消極的民意
 消極的支那
 道誼と功利
 政教分離と欧戦
 拘束と放浪
 孔子の大創造
 矛盾せる思想の弥縫
 道と日支親善
 義の和
 東西純雑の世
 王道と人情
 旧勢力と新勢力
 地上と天
 讒人の支那
 道と芸
 儒教は条理の教

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「西本省三『支那思想と現代』(春申社、大正10年)目次」への2件のフィードバック

  1.  はじめまして、熊本の宮田と申します。西本省三(白川)は、曽祖父西本敬蔵の兄にあたります。末子だった敬蔵がなぜ嫡子として家督を継いだかは、ひょっとすると、省三が中国での活動に傾注していたからだったのかもしれません。
     いま西本家は、血筋でいえば傍系の西本家(省三の弟、敬蔵の兄)の家系のみとなりましたが、大津町大林に在住です。母は、敬蔵の孫にあたりますが、傍系からの養子でした。
     大林には、鄭孝胥が省三の子らへの学費等の援助を顕彰する碑が残っています。
     坪内様のページを頼りにしばらく勉強させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。
    …まだ、省三の『康煕大帝』を読み始めたところです。神戸大学には春申社の上海通報の蔵書があるようです。

    1. 本家に行くと応接までと、言われても常に入り口近くに 小さいちゃぶ台を持ってきて祖父が禮三様と酒を飲んでいましたが従兄弟なのに敬語を使われ、姿勢は眠狂四郎の様に飲んでも崩れることが無くあこがれの人でした。
      時がたち大阪に住むようになって弟の腹三様にはいろいろと送って頂きました。
      母がいつも預かっているお金を祖父が毎月、禮三様か復三様に渡していたと聞いていましたが、意味不明でした。しかし。熊日の肥後異風者伝第80話で白川の特集記事を読んでいたら鄭 孝胥が子供たちの教育資金として持ってきたのをサエ様が祖父に預けていたと理解しました。溥儀は東京裁判で嘘の証言をしていましたので嫌いでしたが、白川が無くなって3年後に鄭 孝胥を使わして感謝の意を行動で表したラストエンペラーが好きになりました。

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