坪内隆彦雑誌記事(2020年以降、2021年6月現在)

雑誌記事/論文
 

タイトル 雑誌名 巻・号 発行年月(日) 備  考
尊皇思想と自由民権運動─愛国交親社の盛衰② 『維新と興亜』 第2号 2020年4月
日本は、アジアの声に耳を澄ませ 『伝統と革新』 35 2020年5月
言霊の政治家・副島種臣 ① 『維新と興亜』 第3号 2020年8月
【巻頭言】国賊・竹中平蔵への退場勧告 『維新と興亜』 第4号 2020年12月
言霊の政治家・副島種臣② 先人が死守した主権は今… 『維新と興亜』 第4号 2020年12月
【巻頭言】地位協定改訂なくして主権回復なし 『維新と興亜』 第5号 2021年2月
天皇親政のための君徳培養 『維新と興亜』 第5号 2021年2月
「知られざる尊皇思想継承の連携─尾張藩と水戸藩」 『日本』(日本学協会)   2021年3月
【巻頭言】対米自立を阻む「名誉白人」意識(坪内隆彦) 『維新と興亜』 第6号 2021年4月
誤解だらけの明治維新 : 尊皇思想を正しく理解せよ 『伝統と革新』 38 2021年5月
【巻頭言】 宮城県の水道民営化を阻止せよ 『維新と興亜』 第7号 2021年6月

『維新と興亜』第7号好評発売中!

坪内隆彦が編集長を務める『維新と興亜』第7号(令和3年6月)好評発売中です。
以下目次を紹介します。
『維新と興亜』第7号

【特集】グローバリストに支配される日本の食と農 属国農業から脱却せよ!
 グローバリストに操られるわが国の農政(三橋貴明)
 植民地農業を推進する菅政権(室伏謙一)
 農本主義と現代の農業問題 グローバルアグリビジネスを打ち破れ(小野耕資)
 日本精神の体現としての農(三浦夏南)
【日本浪曼派座談会】日本回帰・第五の波に備えて 中(ロマノ・ヴルピッタ、金子宗德、山本直人、荒岩宏奨)
【対談】アジア主義の封印を解く! 下(クリストファー・スピルマン、小山俊樹)

【巻頭言】 宮城県の水道民営化を阻止せよ(坪内隆彦)
●時 論 浦安から「食の安全」を通して我が国の食糧安保に貢献する(折本龍則)
●時 論 二度の東京五輪が示す開発の害悪(小野耕資)

【新連載】「維新」としての世界最終戦 現代に甦る石原莞爾(一)第二次世界大戦≠世界最終戦(金子宗德)
【新連載】尊皇愛国の経営 第1回(川瀬善業)
「海外神社」の思想 小笠原省三のアジア主義 下(菅浩二)
愛郷と郷土共同体(杉本延博)
三島由紀夫『英霊の聲』再読 ③(玉川博己)
藤田東湖と西郷南洲 ④ 水戸学の思想的エネルギー(山崎行太郎)
情報機関なくして自立なし 日本の情報体制強化策 ② アメリカに魂を売った外務省(福山隆)
國體護持のための真正護憲論(新無効論)②(南出喜久治)
皇統守護の任への自覚 高宮垂加神社を訪れて(折本龍則)
新左翼と歌心 重信房子『ジャスミンを銃口に』を読む(海野 学)
村上一郎と三島由紀夫事件 ③ 文武湊合への道(山本直人)
田中角榮とロッキード事件 ①(田口 仁)
近藤啓吾『紹宇存稿』他(折本龍則)
【書評】杉本延博著『国家社会主義とは何か』(評者:小野耕資)
活動報告
編集後記

渋沢栄一と頭山満

■国士館設立で協力
前列左から頭山満、野田卯太郎、渋沢栄一、徳富蘇峰。後列左から花田半助、渡辺海旭、柴田徳次郎

 渋沢栄一と「右翼の巨頭」と呼ばれた頭山満翁との関係は、あまり語られていないように思います。実は両者には様々な接点がありました。水戸学で培った尊皇愛国の立場を貫いた渋沢と頭山が結びついていたのは、むしろ当然かもしれません。
 比較的知られている頭山と渋沢の接点は、国士舘です。頭山は国士舘創立者の柴田德次郎との同郷の縁から、創立時より多方面にわたり支援していましたが、国士舘維持委員会の会合が渋沢邸で開催されることになったのをきっかけに、渋沢は頭山のほか、徳富蘇峰や野田卯太郎とともに国士舘設立に参画するようになったのです。
 頭山と渋沢のもう一つの接点は、辛亥革命特に黄興です。辛亥革命後、黄興は陸軍総長に就任しましたが、袁世凱に敗れて、日本、アメリカに亡命。大正5(1916)年10月31日に亡くなりました。
 黄興の死後、鶴見総持寺境内竜王池畔の山腹に黄興碑が建立されることになりましたが、渋沢は頭山、寺尾亨、犬養毅、杉田定一、小川平吉らとともに発起人となっています。大正5年11月17日には、頭山、犬養らの発起により、芝青松寺で黄興氏追悼会が開催されましたが、渋沢も参列しています。 続きを読む 渋沢栄一と頭山満