ココナツミルク
ココナツミルクのデザート(19日目)
東南アジアのデザートには、ココナツミルクが欠かせない。
よく知られているのが、ナタデココである。ナタデココとは、スペイン語で「ココヤシの浮遊物」の意味で、ココナツミルクを発酵させたデザートである。タイなどを含め東南アジア各地には類似のデザートがあるが、やはり本場はフィリピンである。
ナタデココが日本でブームになったのは、その独特の歯ごたえに加え、ヘルシーさにある。日本の健康志向とうまく合致したのである。まず、低カロリーである。そして、食物繊維も豊富。ナタデココの繊維成分であるセルロースに血中のコレステロールの低下作用があるとの研究もある。 続きを読む 東南アジア料理論⑲