「合気道」カテゴリーアーカイブ
合気道開祖・植芝盛平の道話/道歌
道話
「武における業はすべて宇宙の真理に合わせねばならぬ。宇宙と結ばれぬは孤独なる武にすぎず、愛を生む<武産>の武とは異質のものである。合気は愛を生む<武産>の武であり、大和大愛の愛気にほかならぬ。その<武産>の武のそもそもは<雄叫び>であり、五体の<響き>の槍の穂を阿吽(あうん)の力をもって宇宙に発兆したものである。
五体の<響き>は心身の統一をまず発兆の土台とし、発兆したるのちには宇宙の<響き>と同調し、相互に照応・交流しあうところから合気の《気》が生じる。すなはち、五体の<響き>が宇宙の<響き>とこだまする<山彦>の道こそ合気道の妙諦にほかならぬ。 続きを読む 合気道開祖・植芝盛平の道話/道歌
大日本武道宣揚会趣意書
神より来る武
古神道を基礎とした信仰団体・大本教(現大本)を率いた出口王仁三郎は、「神より来る武」を説いた。彼が総裁を務めた大日本武道宣揚会は、そうした真正の大日本武道を宣揚するために昭和7年に誕生した。同会の会長に就いたのが合気道開祖・植芝盛平であり、彼は大本信徒として大正13年に敢行された王仁三郎の入蒙にも同行している。
以下は同会の趣意書である。
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