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浦敬一の興亜

亜細亜人民たるものの大義
 浦敬一は、荒尾精の興亜論を受け継ぎ、果敢に行動した。対ロシア政策に必要な情報を収集するため、新疆方面の状況調査を企て、明治22(1889)年9月単独で伊犂探検に出た。だが、彼はまもなく消息を絶った。
彼が残した書簡には、その思想がはっきりと示されている。例えば、明治18年6月16日に父に宛てた書簡には次のように書かれている。
「乍併東洋の大勢は是より平和に相成る事には中々無之、仏は已に安南を横領し、英は又々朝鮮の巨文島を占奪し、露は頻りに支那朝鮮を窺ひ、独も亦同じく支那朝鮮に手を出さんと存居候由なれば、東洋の危急は日を逐ふて相迫り候。東洋の危急は支那朝鮮のみにあらず、我国の形勢は最も危急に相成居申候。…… 続きを読む 浦敬一の興亜

赤報隊関連文献


雑誌論文・記事

著者 タイトル 雑誌名 巻・号 発行日
特集カラー “偽官軍事件”の残映 相楽総三と赤報隊の軌跡 (特集 幕末維新未解決事件の真相)   歴史読本 46(8) (通号 740) 2001.08
北島 平一郎 朝韓中の抗日と大日本帝国の瓦解(6)駁逆の明治維新–相楽赤報隊誅略 大阪経済法科大学法学論集 通号 44 1999.07
亀掛川 博正 草莽諸隊の大問題–赤報隊はなぜ処刑されたのか? (シリーズ歴読専科-12-歴史を逆転する日本史の大問題) — (定説無し!日本史の難問・奇問・疑問–特集ワイドテーマ篇) 歴史読本 44(8) (通号 709) 1999.07 続きを読む 赤報隊関連文献

赤報隊

「赤心をもって国恩に報いる」

 赤報隊は、王政復古により官軍となった薩摩藩、長州藩を中心とする新政府の先鋒隊として、1868(慶応4)年1月8日に、近江国松尾山の金剛輪寺で結成された。隊長は相楽総三で、公家の綾小路俊実、滋野井公寿らを盟主として擁立された。隊の名前は、「赤心をもって国恩に報いる」から付けられた。
 赤報隊は信州へ進み、旧幕府に対して反発する民衆の支持を得た。その際、新政府の許可を得た上で、「年貢半減」を宣伝していた。ところが、新政府は「官軍之御印」を出さず、文書で証拠を残さないようにしていた。 続きを読む 赤報隊

水戸天狗党関連文献


関連書籍類

著者 書名 出版社 出版年 備考
野澤汎著、佐久間好雄監修 後裔が見た水戸藩騒動の事実 ぷらざ茨城 2004  
  筑波と天狗党 つくば市教育委員会社会教育課 2003 (筑波町史史料集筑波町史編纂委員会編 第2篇)
村山岩夫 夜明け前 : 主役になれなかった群像 : 天誅組と長州・水戸天狗党 近代文芸社 2003   続きを読む 水戸天狗党関連文献

天誅組関連文献


書籍

著者 書籍写真 書名 出版社 出版年 備考
歴史研究 2013年11月号 特集:天誅組150年 歴研 2013/11
舟久保 藍著 実録 天誅組の変 淡交社 2013/3/1
野口武彦著 天誅と新選組―幕末バトル・ロワイヤル 新潮社 2009/01 新潮新書
入野清 『炎は消えず : 夜明け前の志士たちの足跡を訪ねて』 [入野清] 2003
阪本基義 『草莽ノ記 : 天誅組始末』 [阪本基義] 2003
村山岩夫 『夜明け前 : 主役になれなかった群像 : 天誅組と長州・水戸天狗党』 近代文芸社 2003   続きを読む 天誅組関連文献

梅田雲浜関連文献


書籍

著者 書名 出版社 出版年 備考
法本義弘 梅田雲浜 小浜市立図書館 1981 (若狭人物叢書 9)
梅田薫 梅田雲浜と維新秘史 東京正生学院 1979  
青木晦蔵、佐伯仲蔵編 梅田雲浜関係史料 復刻版 東京大学出版会 1976 (続日本史籍協会叢書日本史籍協会編 第2期第4巻)
奈良本辰也編 幕末志士の手紙 学芸書林 1969 続きを読む 梅田雲浜関連文献

藤田東湖関連文献


書籍

著者 書籍写真 書名 出版社 出版年 備考
藤田東湖 維新草莽詩文集 新学社 2007年6月 新学社近代浪漫派文庫
童門冬二 尊王攘夷の旗―徳川斉昭と藤田東湖 光人社 2004年6月  
但野正弘 水戸烈公と藤田東湖『弘道館記』の碑文 水戸史学会 2002年8月   続きを読む 藤田東湖関連文献

大塩平八郎関連文献


書籍

著者 書籍写真 書名 出版社 出版年 備考
亀井俊郎著 小説 太虚―大塩平八郎と安岡正篤 朱鳥社 2011年10月 日本史研究叢刊
大塩事件研究会編 大塩平八郎の総合研究 和泉書院 2011年4月
森田康夫著 大塩平八郎と陽明学 和泉書院 2008年10月 日本史研究叢刊
大橋健二 神話の壊滅―大塩平八郎と天道思想 勉誠出版 2005年11月
阿部牧郎 大坂炎上―大塩平八郎「洗心洞」異聞 徳間書店 2005年7月
安達勝彦 小説大塩平八郎 耕文社 2005年   続きを読む 大塩平八郎関連文献