坪内隆彦 のすべての投稿

『維新と興亜に駆けた日本人』の書評(2011年11月19日) ─「四宮政治文化研究所」

坪内隆彦氏著『維新と興亜に駆けた日本人』について

最近、『月刊日本』編集長の坪内隆彦氏が、『維新と興亜に駆けた日本人』を上梓された。まだ全編を読んでいないが、少しく感想を書いてみたい。

「歴史は人が作る」という言葉がある。また、イギリスの歴史学者カーライルは「歴史とは偉人たちの伝記である」と言ったという。私はこの書を読んでまさにその通りと思った。明治維新から大正期までの日本歴史を作ってきた人々・偉人たちのことが綴られている。 続きを読む 『維新と興亜に駆けた日本人』の書評(2011年11月19日) ─「四宮政治文化研究所」

平成23年慶應義塾戦没者追悼会

 平成23年11月12日、慶應義塾大学塾監局前庭園において、「慶應義塾戦没者追悼会」が執行された。代表献花の後、参列者全員が「還らざる学友の碑」へ献花した。追悼会終了後、記念撮影をし、南校舎3階の社中交歓「萬来舎」で懇談会が開催された。 続きを読む 平成23年慶應義塾戦没者追悼会

『維新と興亜に駆けた日本人』の書評(2011年11月9日)─「森田実の言わねばならぬ」

《本を読む》坪田隆彦著『維新と興亜にかけた日本人 今こそ知っておきたい二十人の志士たち』(展転社、平成23年11月3日刊、2100円)を読む/力強く骨太の新たな歴史作家の登場

「未曾有の国難に直面した現在、義を貫き、己を捨てて公に尽くす西郷南洲や副島種臣のような大人物がわが国を指導していたならば、と思わず考えてしまう」(本書「はじめに」より) 続きを読む 『維新と興亜に駆けた日本人』の書評(2011年11月9日)─「森田実の言わねばならぬ」

TBSを出入り禁止、国民新党

2011年11月9日、国民新党は党議員総会で、TBSの記者やカメラマンを出入り禁止にした。亀井静香氏は「公党である国民新党に対しての公正なきちっとした報道をしなかった。ある意味では悪意に満ちた報道がされた。そういう報道姿勢を持っている者に対して、われわれは便宜供与する義務はない」と説明している。
高橋清隆「TPP参加表明で亀井氏が野田首相の独断をけん制、TBSは出禁」(2011年11月9日 20:47 JanJanBlog)

「TPP交渉参加にむけての見解」(三師会、2011年11月2日)

「TPP交渉参加にむけての見解」(日本医師会・日本歯科医師会・日本薬剤師会、2011年11月2日)

日本は、世界に誇れる国民皆保険を堅持してきた。政府が、今後も国民皆保険を守ることをはっきりと表明し、国民の医療の安全と安心を約束しない限り、TPP 交渉への参加を認めることはできない。
リリース

『維新と興亜に駆けた日本人』の書評(2011年11月7日)─「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」

国学の源流は契沖、本居宣長、平田篤胤、それが江戸には山鹿素行、山崎闇斎、大塩平八郎、そして、その正気の爆発は、西郷隆盛、乃木将軍、特攻隊、三島由紀夫へと繋がる。
思想の一連の系譜は連綿としている。
本書は幕末から明治維新を経て、昭和維新へといたる過程で思想運動と絡み合いながら祖国のために挺身した志士群像の物語である。 続きを読む 『維新と興亜に駆けた日本人』の書評(2011年11月7日)─「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」

元型的心理学(Archetypal Psychology)関連書籍

著者 書籍写真 書名 出版社 出版年 備考
老松克博 元型的イメージとの対話 トランスビュー 2011年11月
佐藤正衞 いま、なぜユングか―「元型」論と現代 雲母書房 2005年12月
老松克博 元型的イメージとの対話 ユング派のイメージ療法 アクティヴ・イマジネーションの理論と実践 3 トランスビュー 2004年
ジェイムズ ヒルマン (著), James Hillman (原著), 鏡 リュウジ (翻訳) 老いることでわかる性格の力 河出書房新社 2000年   続きを読む 元型的心理学(Archetypal Psychology)関連書籍

EAECとアジア的価値観

金子芳樹教授の指摘

マハティール前首相が1990年に提唱した東アジア経済グループ(EAEG、後にEAEC)構想は、当面の狙いとしては、東アジア各国の関係を緊密にし、先進国との通商交渉を有利に進めることを挙げていたが、単に通商問題の次元に止まるものではなく、アジア的価値観の復興と連動しており、文明史的な側面を濃厚に持つものだったのではなかろうか。独協大学の金子芳樹教授は、マハティール前首相のアジア的価値観論について論じた上で、次のように指摘している。  続きを読む EAECとアジア的価値観