山口鋭之助は文久2年2月9日に出雲国(現・島根県)松江で生まれた。東京大学理科大学物理学科卒業後、第一高等中学教諭を経て、明治30年京都帝大教授となり、その後学習院院長、宮内省図書頭、宮中顧問官などを歴任した。 物理学に関する著作を刊行する一方、『本学』の監修者として、皇道思想の普及に尽力した。『山陵の研究』(大正12年)、『明治大帝御製訓』(昭和10年)、『祭政一致皇道の教学』(昭和12年)、『世界驀進の皇道経済』(昭13年)など、國體、皇道に関わる著作も遺している。 画像は、昭和12年12月15日に発効された『本学』第1・2合併号。
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