「『雑話筆記』」カテゴリーアーカイブ

若林強斎『雑話筆記』輪読(平成27年1月29日)

平成27年1月29日(木)、崎門学研究会で若林強斎先生の『雑話筆記』(近藤啓吾先生校注の『神道大系 論説編 13 垂加神道 下』収録)81~91頁まで輪読。ついに読了。
山崎闇斎、浅見絅斎の経歴、崎門の学風を象徴する清貧の中の困学、若林強斎の号に込められた思いなど、重要箇所が立て続けに登場。

若林強斎『雑話筆記』輪読(平成27年1月25日)

平成27年1月25日(日)、崎門学研究会で若林強斎先生の『雑話筆記』73~80頁まで輪読(近藤啓吾先生校注の『神道大系 論説編 13 垂加神道 下』収録)。
今日は、有名な一節「自分ガ学問ト云ヘバ、嘉右衛門殿ノ落穂ヲヒラフテ、其説ヲ取失ハヌヤウニスルヨリ上ノコトハナシ」の部分を読めた。「嘉右衛門」とは山崎闇斎のこと。かつて闇斎の高弟浅見絅斎は神道に沈潜する晩年の闇斎についていけなかった。やがて闇斎が病床に伏すようになっても見舞おうとせず、葬儀にも列することがなかった。後に、絅斎は闇斎に対する態度を深く悔い、香をたいて師の霊に謝した。闇斎の偉大さを改めて認識し、その精神の継承を決意するに至った絅斎の言葉が、「自分ガ学問ト云ヘバ、嘉右衛門殿ノ落穂ヲヒラフテ、其説ヲ取失ハヌヤウニスルヨリ上ノコトハナシ」にほかならない。

若林強斎『雑話筆記』輪読(平成27年1月12日)

平成27年1月12日、崎門学研究会で若林強斎先生の『雑話筆記』67~72頁まで輪読(近藤啓吾先生校注の『神道大系 論説編 13 垂加神道 下』収録)。
引き続き、陰陽五行、易のこと。「山崎先生ノ、易ハ唐土ノ神代巻、神代巻ハ日本ノ易ジヤト仰ラレタガ、格言ニテ候」(72頁)

●元亨利貞(げんこうりてい)
易経で乾(けん)の卦(け)を説明する語。「元」を万物の始、善の長、「亨」を万物の長、「利」を万物の生育、「貞」を万物の成就と解し、天の四徳として春夏秋冬、仁礼義智に配する。(大辞林 第三版)

●邵康節(しょうこうせつ)=邵雍 (しょうよう)
中国,北宋の学者,詩人。共城 (河南省) の人。字,堯夫 (ぎょうふ) 。その諡によって邵康節と呼ばれることも多い。幼少から才名が高く,李之才から図書,天文,易数を学んで,仁宗の嘉祐年間に,将作監主簿に推されたが固辞し,一生を市井の学者として終った。(ブリタニカ国際大百科事典)

●河図洛書(かとらくしょ)
中国古代に黄河と洛水のなかから出現したといわれる神秘的な図で,天地の理法を象徴しているともいわれる。『易』繋辞上伝に「河,図を出し,洛,書を出し,聖人之に則 (のっと) る」とあり,また『論語』子罕編にも「河,図を出さず」の有名な語がある。(ブリタニカ国際大百科事典)

『皇極経世書』で宇宙論的歴史観を展開した邵雍

若林強斎先生の『雑話筆記』には、「易ノ先天の図も邵康節・朱子ノ手ヘワタツテコソ明ニラツ……」とある。
「邵康節」とは、北宋時代の儒学者、邵雍のこと。彼は李挺之から『易経』の河図洛書と先天象数の学を伝授された。先天象数とは、易卦の生変に関する学説に基づく次序や方位によって八卦、六十四卦を配した図。
邵雍は『皇極経世書』で壮大な宇宙論的歴史観を展開した。
なお、『皇極経世書』については川嶋孝周氏による『易學案内―皇極経世書の世界』がある。

『強斎先生雑話筆記』研究会①

折本龍則君とともに継続してきた『靖献遺言』研究会の新たな展開として、若林強斎の発言を高弟山口春水がまとめた『強斎先生雑話筆記』の研究会を、開始します。
テキストは、『神道大系 垂加神道 下』(近藤啓吾先生校注)に収められたものを使用します。