『維新と興亜に駆けた日本人』の書評(2011年12月1日)─「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」

坪内隆彦『維新と興亜に駆けた日本人』(展転社)を読んで
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書評 玉川博己

本書は坪内隆彦氏自身が編集長をつとめる『月刊日本』に連載してきた「日本文明の先駆者」の中から抜粋されたものを中心にまとめられたものである。私もこの連載はずっと愛読しており、以前からその出版を待ち望んでいただけに期待に違わぬ内容である。
坪内氏は3年前にやはり『月刊日本』誌に連載した「アジアの英雄たち」をまとめた『アジア英雄伝-日本人なら知っておきたい25人の志士たち』を出版しており、大変好評であったが、今回の著書はその姉妹作ともいうべきものである。
さて本書は西郷南洲、杉浦重剛、頭山満、内田良平ら明治維新以来20人の先駆的思想家の列伝となっている。筆者によれば「本書で取り上げる人物の多くは、肇国の理想を現代において実現しようとした先駆者である」という基準でその思想と行動を簡潔明瞭にまとめている。 Continue reading “『維新と興亜に駆けた日本人』の書評(2011年12月1日)─「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」” »