『国体文化』平成28年5月号に掲載された小野耕資氏の論稿「陸羯南の国家的社会主義」に注目したい。 新聞『日本』を拠点に不屈の言論戦を挑んだ陸羯南の有機的国家観に注目し、その社会主義思想を紹介している。さらに『日本』で活躍した内藤湖南、長沢別天らの社会主義にも言及している。新自由主義を支持する「保守派」が跋扈する中で、今こそ國體思想に根差した明治期社会主義思想を振り返る必要性がある。
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