川面凡児『建国の精神』(稜威会本部、大正7年)目次。神道的宇宙観において、今泉定助に対する川面の影響が窺われる。

(一) 発端
(二) 目録
(三) 天壌無窮の神勅と神籬磐境の神勅との表裏
(四) 神代の世界的活動と奈良朝以後の島国的蟄伏
(五) 日本民族性、国民性と宇宙観、天地観、世界観、原人観、霊魂観、処世観
(六) 我と彼とはその究明を異にする事
(七) 唯一不二の根本大本体と世界列国の言語名称解釈
(八) 宇宙根本信念と国家統一と民族の興廃
(九) 日本民族の宇宙万有観
(十) 天神中主太神と空間、対象、宇宙

(十一)稜威と高皇産霊神、神皇産霊神、宇宙万有の発顕活動、創造完結
(十二)人間覆載の天地と万有個個の百千万の天地
(十三)原人観と修理固成と天壌無窮、世界統一
(十四)男女観 同心一体観
(十五)天之御柱と布刀麻迩
(十六)神代に於ける世界的地名
(十七)生みの始めに於ける事業の神
(十八)天地八百万神に因りて宇宙万有の本末経緯表裏顕幽の消息を垂示天啓す
(十九)世界経論の事業とその相続者としての子孫養成訓練
(二十)世界領土の区画、三大別
(廿一)祖神垂示の霊魂系統
(廿二)原人直系の子孫としての根本民族と人類言語の本末
(廿三)世界最古の根本神話
(廿四)生死一貫的邦土世界の経綸
(廿五)忘恩的家庭と大中小学
(廿六)世界的活動の国民性
(廿七)霊魂組織の系統と必要に応じたる科学的萌芽及発達
(廿八)天皇と世界統一 祭政一致と政教混濁
(廿九)天皇の御軍と過去の世界統一、将来の世界統一
(三十)全神教趣大日本世界教

坪内隆彦