平成26年03月25日の参議院厚生労働委員会において、民主党参議院議員の津田弥太郎氏は、厚生労働大臣の田村憲久氏に対する質問の中で次のように語った。
「厚生労働省においては、間違っても労働移動というものを自己目的化しないでいただきたい。労働移動というものを自己目的化しないでいただきたい。例えば、パソナの代表でもある竹中平蔵氏であるならば、当然労働移動を自己目的化するわけです、パソナがもうかるわけですから。経営者がもうかることを一生懸命やるのは当たり前ですよ。それはおいておいて、厚生労働省はあくまでも働く者の目線に立って考える役所でありますから、当事者が転職を望んでいる、あるいはあと一歩踏ん切りが付かない、そういうような状況に置かれている場合には労働移動を後押ししてやるということは私はあるだろうと思います。
しかし一方で、今勤めている企業で今後も蓄積した能力を生かして末永く働いていきたい、そう願っているのが私は大多数だと思うんですが、そうした方々についてはできるだけ雇用維持を図っていく、これ両面重要だというふうに思うんです」