2013年9月12日放送の日本テレビ「NEWS ZERO」で、「NPO法人 国境なき子どもたち」の2013年友情のレポーター取材が紹介された。
HPによると、「国境なき子どもたち」(KnK)は「世界の恵まれない青少年を支援すること」、そして「日本の一般市民、とりわけ若い世代の人々に対し教育啓発すること」を使命とし、1997年に日本で設立された。
「NEWS ZERO」ではカンボジアで交流が紹介されていたが、同国になぜ支援が必要かについて、HPは次のように書いている。
「カンボジアは長らく外国の支配を受けていたという歴史があります。1953年にフランスから独立しましたが、その後は1991年まで内戦が続きました。国家が崩壊して多くの難民を出し、今もなお国が再建の途上にあります。 アジアの中でも最貧国とされるカンボジアの経済は、各国からの援助によって成り立っているのが現状です。 それゆえ、ストリートチルドレンや児童労働、人身売買など貧困家庭に生まれた子どもたちを取り巻く環境はなかなか改善されません。
KnKは、1998年に現地NGOの支援を開始しましたが、援助組織の多くがより幼い子どもを受け入れるために15歳を過ぎた青少年は施設を出て行かなければならず、その結果再び路上生活へ戻ってしまうケースが少なくないという現状を知りました。そこで、こうした子どもたちが真の自立を果たせるよう、KnKは、10代後半の青少年を受け入れる自立支援施設「若者の家」を2000年9月、バッタンバン市に開設しました。現在も、恵まれない環境にある青少年に安全な衣食住や教育、職業訓練の機会を提供することで、貧困の連鎖を断ち切ろうと活動しています」
青少年同志の直接交流を通じて、日本の青少年が、世界の恵まれない人々の状況を肌で感じことができる、こうした活動は極めて重要。レポーター取材した青少年が、日本の全ての青少年に自分の目で見たことを伝えていってほしいと思う。
かつて南北問題という言葉で、世界的な格差が語られていたが、「南北問題」という言葉が使われなくなって久しい。世界には恵まれない人々がいることを知る機会が少ないからこそ、マスコミもこうした活動をもっと紹介すべきである。