マレーシアとTPP

 2012年夏、マレーシアのTPPに対する姿勢が変化した。8月6日、リオウ・ティオンライ保健相は「新薬の特許に関するアメリカの主張はマレーシアにマイナス」と述べ、TPPに反対する姿勢を示した。さらにティオンライ保健相は、ISD条項にも批判的な発言をしている。
 以下に引用する、マハティール元首相のブログでの発言(6月19日)が転機になっている。

T P P
JUN19
2012 24 COMMENTS WRITTEN BY CHEDET

1. Not many people know what these letters stand for. I too did not know until some Japanese MPs gave me a badge with “No to TPP” for me to wear.
2. They told me that TPP means Trans Pacific Partnership. It is conceived and promoted by the United States of America. Apparently Malaysia had agreed to join this new organization.
続きを読む マレーシアとTPP

法本義弘の『靖献遺言』研究書①

連載「明日のサムライたちへ 志士の魂を揺り動かした十冊」の二冊目(浅見絅斎『靖献遺言』)執筆のために、法本義弘による研究書と向き合っています。700頁を超える『靖献遺言精義』、そのエッセンスを分かりやすくまとめた『淺見絅齋の靖獻遺言』。


近藤啓吾先生による体系的な研究と並んで、これら法本による著作も『靖献遺言』理解に非常に役立ちます。

非同盟諸国会議、イランの核平和利用権を支持


2012年8月31日、イランの首都テヘランで開かれた非同盟諸国首脳会議は、イランへの欧米による「一方的な制裁」を非難するとともに、イランに平和的な核エネルギー利用権があるとした共同宣言を採択した。共同宣言には、イスラム教徒に対する嫌悪、差別への批判も盛り込まれた。
2015年に開催される首脳会議の議長国はベネズエラ(⇒アメリカに物申す男)が務めることも決定した。