岡倉天心関連文献

1985年以降に出版されたもの

著者 書籍写真 書名 副書名 出版社 出版年
大原富枝 ベンガルの憂愁 岡倉天心とインド女流詩人 ウェッジ 2008年12月
手塚賢次 二十一世紀の岡倉天心 文芸社 2008年12月
大井一男 美術商(アートディーラー)・岡倉天心 文芸社 2008年10月
岡倉天心 茶の本 対訳ニッポン双書 アイビーシーパブリッシング 2008年4月
岡倉天心、マイケル・ブレーズ 茶の本 IBCパブリッシング 2008年1月 続きを読む 岡倉天心関連文献

田崎仁義関連文献

書籍

著者 書名 出版社 出版年
田崎仁義著 社會史經濟史遺穂 田崎仁義 1972年
田崎仁義著 一般經濟史 ; 1 文雅堂書店 1954年
田崎仁義著 孔子と王道の政治經濟 三省堂 1944年
田崎仁義著 皇道原理と絶對臣道 甲文堂書店 1943年
田崎仁義著 皇道國體及び皇道原理 神祇院教務局指導課 1942年 続きを読む 田崎仁義関連文献

ジャワ伝統文化関連文献

書籍

著者 書籍写真 書名 出版社 出版年 備考
NHK「アジア古都物語」プロジェクト (編集) NHKスペシャル アジア古都物語 ジョグジャカルタ―支えあう王と民 日本放送出版協会 2002年
福岡 まどか ジャワの仮面舞踊 勁草書房 2002年
伊藤ふさ美、小笠原小枝 ジャワ更紗―いまに生きる伝統 小学館 1999年 ショトル・ミュージアム
吉本 忍 ジャワ更紗 平凡社 1996年
風間 純子 ジャワの音風景 めこん 1994年 めこん選書 (3) 続きを読む ジャワ伝統文化関連文献

大川周明関連文献

1975年以降に出版されたもの

著者 書籍写真 書名 副書名 出版社 出版時期
大川 周明 大川周明世界宗教思想史論集 書肆心水 2012/12
玉居子精宏 大川周明 アジア独立の夢 平凡社 2012/8/12
塩出 浩之 岡倉天心と大川周明―「アジア」を考えた知識人たち 山川出版社 2011/05
大川周明 マホメット伝 書肆心水 2011/03
大川周明 敗戦後―大川周明戦後文集 書肆心水 2010/10
臼杵陽 大川周明 イスラームと天皇のはざまで 青土社 2010年8月
大森 美紀彦 日本政治思想研究 権藤成卿と大川周明 世織書房 2010年3月
大川周明 日本二千六百年史 毎日ワンズ 2009年8月
大川周明 大川周明「獄中」日記 米英東亜侵略史の底流 毎日ワンズ 2009年4月
大塚健洋 大川周明 ある復古革新主義者の思想 講談社 2009年2月 続きを読む 大川周明関連文献

大川周明のアジア統一論

宋学によるアジア思想統一の歴史

近年、アジアの多様性を強調することによって「アジアは一つではない」と説いたり、日本文化の独自性を強調することによって「日本はアジアではない」と説いたりする傾向が目につく。こうした中で、大川周明が「大東亜圏の内容及び範囲」(『大東亜秩序建設』第二篇、昭和18年6月、同様の主張が『新東洋精神』昭和20年4月でも繰り返されている)や、「アジア及びアジア人の道」(『復興アジア論叢』昭和19年6月)で試みたアジア統一論の意義を、再評価する必要がある。
彼は、「大東亜圏の内容及び範囲」で、アジア各地で地方的色彩が豊かであることを認めた上で、「亜細亜文化の此の濃厚なる地方色と、亜細亜諸国の現前の分裂状態とに心奪われ、その表面の千差万別にのみ嘱目して、日本の学者のうちには東洋又は東洋文化の存在を否定する者がある」と指摘する。 続きを読む 大川周明のアジア統一論

マングローブの中のレストラン バーン・タイ

マハティール首相の発案

 自然環境を活かした観光、「エコ・ツーリズム」を推進するマレーシアならではのレストランが、ランカウイにはある。マングローブの中に存在するタイ料理レストラン「バーンタイ」(Barn Thai)である。
熱帯・亜熱帯地域で、海水と淡水の交じり合うエリアを汽水域という。この汽水域に広く分布するヒルギ種やハマザクロなどの植物が、マングローブである。そこは魚やエビ・カニ、水鳥や小動物の豊かな生息域となっており、地球の生態系を維持する上で重要な役割を果している。またマングローブの森は、台風や洪水などから人々を守る防波堤の役割も果している。 続きを読む マングローブの中のレストラン バーン・タイ

ワワサン2020─マレーシアの長期発展ビジョン

1991年2月28日にマレーシア・ビジネス協議会で行われたマハティール首相の講演「マレーシアの前途」

The purpose of this paper is to present before you some thoughts on the future course of our nation and how we should go about to attain our objective of developing Malaysia into an industrialised country. Also outlined are some measures that should be in place in the shorter term so that the foundations can be laid for the long journey towards that ultimate objective. 続きを読む ワワサン2020─マレーシアの長期発展ビジョン

アジア有数の知識人ノルディン・ソピー

 マレーシアの戦略国際問題研究所(ISIS)会長を務めたノルディン・ソピーは、アジアを代表する知識人の1人であった。マハティール首相(当時)のブレーンとして活躍しただけでなく、国際機関や国際的学術交流の場で提言の作成を主導するなど、世界的な活躍をしてきた。
 1967年に、英ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス修了後、同スクールで政治科学・国際関係学の博士号取得。マレーシアの有力英字紙「ニュー・ストレーツ・タイムズ」のグループ編集長などを経て、1984年からISIS所長。1997年3月には同研究所の会長兼最高経営責任者(CEO)に就任、その後も世界的な活躍を続けてきたが、2005年12月29日、甲状腺がんのため死去した。享年61歳。
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ランカウイのペルダナ美術館

ギフトを国民と分かち合う
 1981年の就任以来、マハティール首相は確固たる外交路線を定め、意欲的に世界を飛び回ってきた。当然、外遊時にはマハティール夫妻に各国要人や関係者等から多くの記念品やギフトを贈られる。
 だが、マハティール首相はそうしたギフトが自分に贈られたのではなく、マレーシア国民に贈られたのだという認識を持っている。だからこそ、それらを個人の所有物にするのではなく、マレーシア国家のものとして国民と共有したいと願っているのである。こうしたマハティール夫妻の強い願いによって誕生したのが、ペルダナ美術館(Galeria Perdana)である。ペルダナ美術館のパンフレットには、「ギフトを人々と分かち合うために設立された」と謳われている。設置されたのは、マハティール首相ゆかりの地ランカウイ。
 2002年7月、筆者はペルダナ美術館を訪れた。モスク風の天井の美しいステンド・グラスが目を引く。美術館は現在2階建てで、総面積5332平方メートル。ゆっくり回れば約2時間はかかる。木製や皮革製の伝統工芸品、人形、織物、塗り物、毛皮、金・銀・銅・鉄・ピューター製の贈物などがきれいに陳列されている。外国からだけでなくマレーシア各州要人からのギフトも展示されており、その数は5000点を越える。

天皇陛下からの贈り物も
 中央アジア諸国からの毛皮の衣服や日本のよろい兜なども展示されている。ほとんどのギフトは、贈られた国と時期だけで、贈り主の表示はないが、いくつかには贈り主が表示されている。その中に、旭日大綬章に合わせ、1991年9月30日に天皇陛下から贈られた銀製の花瓶と写真立てがある。また、橋本首相(当時)が贈ったも木製の箱も展示されている。日本との関係では、三菱自動車工業のディアマンテのほか、いすゞやダイハツの自動車も展示されている。
 
 東アジア、イスラーム諸国、非同盟諸国重視というマハティール首相の外交路線を反映してか、首相の外遊先はアジア・アフリカが多い。そのため、贈り物もそれら地域からのものが多いという印象を受けた。日本、中国、韓国、東南アジアの周辺国、イランなどのイスラーム圏、ジンバブエなどのアフリカ諸国からの伝統工芸が多くを占める。まさに、ペルダナは、アジア・アフリカ伝統美術館とも呼びうるわけで、多くのマレーシア人学生も、アジア伝統文化にふれるために美術館を訪れる。美術館側はいずれ、国やテーマ別の特別展示なども企画したいとしている。
 また、美術館には、マハティール夫妻の若い頃の写真や肖像画も展示されており、入り口近くにはボールペンやTシャツなどの記念品を扱ったお土産屋もある。

マハティール前首相 イラク攻撃5周年メッセージ

Lest We Forget
The war in Iraq has entered its 6th year. It was supposed to be a war to stop Iraq’s Weapon of Mass Destruction. No WMD was found.

Then it became a war to remove Saddam Hussein and his dictatorship. Now Saddam has been eliminated, murdered by the regime that displaced him.

But is Iraq a better country now?

Is Iraq a safer country now?

Only a murderous man like Bush would shamelessly claim things are alright in Iraq. But the world knows that Iraq is now worse, very much worse than when it was under Saddam Hussein’s dictatorship. 続きを読む マハティール前首相 イラク攻撃5周年メッセージ