「ディナール」カテゴリーアーカイブ

ディナールに関する報道(2009年1月15日)

 

January 15, 2009
Gold Dinars As Trading Currency Among Resolutions Passed

KUALA LUMPUR, Jan 15 (Bernama) — Initiatives to expedite the use of gold dinars as an alternative main trading currency is among 29 resolutions adopted at the Third Islamic Economic Congress.
The just concluded four-day congress on Thursday was attended by some 1,000 participants and observers who also wanted the move to integrate Islamic finance system among Islamic nations at regional and global levels be speeded up. 続きを読む ディナールに関する報道(2009年1月15日)

米ドル依存から脱却する南米─地域共通決済通貨「スクレ」

 

 米ドル支配からの脱却の動きが南米で広がりつつある。2010年7月6日、ベネズエラとエクアドルが、米州ボリバル同盟(ALBA)の地域共通決済通貨「スクレ(sucre)」による初の決済を開始した。ベネズエラはエクアドルから購入したコメ1万5000トンをスクレ(=1.25ドル)で決済した。 続きを読む 米ドル依存から脱却する南米─地域共通決済通貨「スクレ」

「投機資本主義の終焉に備えよ」『青年運動』第965・966合併号、平成24年1月15日

二〇一二年、世界は「大量破壊兵器」爆発の危機に直面するかもしれない。
ここで言う「大量破壊兵器」とは核兵器ではなく、金融分野の兵器「CDS」(クレジット・デフォルト・スワップ)のことだ。CDSとは、企業などが倒産し、借金が棒引きになるリスクに対する保証・保険を金融商品化したもの。リスクヘッジのための金融商品だが、一度CDSを売った会社が破綻すると、ドミノ倒し的に破綻の連鎖が始まり、その被害は一気に拡大する。だから、投資家のウォーレン・バフェットは、CDSを「金融版の大量破壊兵器」と呼んだのだ。
実際、二〇〇八年にアメリカ保険最大手AIGが救済されたのは、CDSの爆発を回避するためだったとも言われている。アメリカの金融機関はCDSを引き受けているために、深刻化するユーロ圏の危機がアメリカへ波及する可能性がある指摘されているのである。 続きを読む 「投機資本主義の終焉に備えよ」『青年運動』第965・966合併号、平成24年1月15日

ディナール構想の展開

マレーシアのクランタン州が金貨ディナールを発行

 2010年8月12日、マレーシアのクランタン州政府は、イスラーム通貨であるディナール金貨とディルハム銀貨の発行を開始した。クランタン州が発行した金貨は重量が4.25グラムとイスラーム標準に準拠している。正式な通貨として州内の1,000カ所の店舗で使用できるほか、喜捨や巡礼基金拠出金などの支払いで使用することができる。

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イスラーム金貨「ディナール」

国際経済システム改革の挑戦
アメリカ主導の国際秩序に対する、もう一つのイスラームの挑戦が静かに進行している。それは決してテロといった暴力的な手段ではなく、イスラームの普遍的な理念と構想力によって国際経済システムを変革していこうという平和的な試みである。その第一弾が、貿易取引において金貨を使用しようという構想である。金貨の名称は「ディナール」。すでに、イランがマレーシアとの貿易決済でディナールを使用することを提案したとも報じられている。ディナール普及のための事務局をマレーシアに設置する準備も進行している。  続きを読む イスラーム金貨「ディナール」