副島種臣「王道論」─「国を治むるの要は民を安んずるに在り」

副島種臣は「王道論」で次のように書いている。
「帝王の道は国を治むるに在り、国を治むるの要は民を安んずるに在り。民を安んずるの要は人を得るに在り。国体の異なるを問わず、政治の同じからざるを論ぜず、一にこれ皆、国治を以て主となす。民安んじて国治まると称すべし。(中略)このゆえに明王は人を得るに勤む。吐哺握髪なおこれを失わんことを恐る。民をしておのおのその知るところを言わしむ。故に大、得ざるなきなり。故に情、通ぜざるなきなり。かくのごとき精神を以て下に臨めば、すなわち士またおのずから見(あら)わるる者なり。何ぞ得ざるを憂えん。その得ると得ざるとはこれ他なし。ただ君を立つるは民のためなりの旨を持すると持せざるとにあるのみ。これを持する者は必ず盛んに、これを持せざる者は必ず衰う。これ王道盛衰の源なり」

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