「農本思想」カテゴリーアーカイブ

長野朗関連文献

書籍

著者 書籍写真 書名 出版社 出版年 備考
武田知己・萩原 稔編   大正・昭和期の日本政治と国際秩序 思文閣出版 2014年1月 西谷紀子「長野朗の外事評論」収録
平塚益徳著/長野朗著 近代支那教育文化史/支那の反帝国主義運動 日本図書センター 2005 (中国近現代教育文献資料集 佐藤尚子他編集、3 II . 欧米諸国の在華教育事業)
長野朗編著 支那事典 復刻 日本図書センター 2003 (中国問題資料事典 第2巻) Continue reading “長野朗関連文献” »

書評 フィリップ・リンベリー他著『ファーマゲドン』

 破傷風菌やジフテリア菌といった細菌に感染した際には、抗生物質が投与される。しかし、抗生物質は人間の健康保持に必要な常在菌までも殺してしまい、人体に重大な影響を及ぼす可能性があると指摘されている。
 それ以上に恐ろしいのは、抗生物質が効かないスーパー耐性菌の出現だ。2050年には年間1000万人がスーパー耐性菌で死亡すると予測されている。民主党の原口一博元総務相が昨年入院中に、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に院内感染したが、これもまたスーパー耐性菌の一種である。
 本書はまた、細菌が抗生物質に対する耐性を獲得することによって、一般的な感染症もまた、再び致命的な病気になると警告している。腸チフス、結核、肺炎、髄膜炎、破傷風、ジフテリア、梅毒、淋病などに対して有効な治療法がなくなるということを意味する。
 元凶は、畜産における抗生物質の乱用だ。そして、この乱用の原因が、本書が指摘する「効率と生産性を徹底的に追求する工業型農業」である。例えば、豚を効率的に飼育するためには、狭い場所にぎゅうぎゅう詰めにして飼育した方がいい。土地も、必要な労働力も小さくて済む。しかし、豚をこんな劣悪な環境に押し込め、ろくに運動もさせていないので病気にかかりやすくなる。そこで、病気予防のために大量の抗生剤が使われることになるのだ。抗生剤は豚の成長を早める働きもあるため、なおさらその使用に拍車がかかる。
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忘却された経済学─皇道経済論は資本主義を超克できるか 三

三、エコロジーに適合した消費の思想
 「万物は天御中主神に発する」という皇道経済論の考え方は、物の運用、管理、消費の仕方について独特の考え方をもたらす。一切のものを大切にし、無駄なく完全に活かしきるのである。
 例えば、岡本廣作は、日本国民は「大君のおんもの」である財産を、上御一人の御仁慈に応えるように活用しなければならないと説いた[i]
 無駄なく完全に活かしきるとは、それぞれの「勿体」(もったい)を活かすことにほかならない。「勿体」とは、もともと仏教用語で、その物の本体、価値などを表している。万物に価値、存在意義があり、それを活かし切ることを重視することを意味している。つまり、「もったいない」とは、そのものの価値を完全に活かしきれていないことをいう[ii]Continue reading “忘却された経済学─皇道経済論は資本主義を超克できるか 三” »

『土とま心』─橘孝三郎精神の継承

 『土とま心』は、橘孝三郎存命中の昭和48年8月、橘の従弟である橘経雄の発案で、橘の思想、人となり、著述とその内容を若い人達に知ってもらうことを目的として、楯の会第1期の阿部勉が橘の門弟の棚井勝一氏の協力を得て創刊したものである。「日本文明の先駆者」(『月刊日本』)で橘を取り上げるに当たり(最初のページ)、水戸に棚井氏をお訪ねし、いろいろお話を伺った上で、『土とま心』の全号をお借りした。
最終号となった第7号の編集後記には、次のように記されている。
「確かに、橘塾長と三島さんの思想や実践活動のあり方には懸隔があったのは否定できません。しかし、あまり知られておりませんが、両者にはかなり深い交流があったようです。橘塾長は三島さんの思想及び楯の会に強く共鳴し、自身の孫の一人をはじめ、門下の六、七名の学生を楯の会に参加させています。また、その門下の一人で楯の会一期生の篠原裕さんを通じ、著書「天皇論」五部作を三島さんに贈り、三島さんの天皇論、殊に大嘗祭の解釈にかなりの影響を与えたことは、あまり知られていない事実です」
以下に全号の表紙と目次を載せておきたい。

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農本主義関連文献


 

書籍

著者 書籍写真 書名 出版社 出版年 備考
原宗子 「農本」主義と「黄土」の発生―古代中国の開発と環境 2 研文出版 2005年 古代中国の開発と環境 (2)
綱沢満昭 農の思想と日本近代 風媒社 2004年
武田共治 日本農本主義の構造 : 老農農本主義、官僚農本主義、教学農本主義、社会運動農本主義、アカデミズム農本主義の比較検討を通して 創風社 1999年
野本京子 戦前期ペザンティズムの系譜 : 農本主義の再検討 日本経済評論社 1999年
岩崎正弥 農本思想の社会史 : 生活と国体の交錯 京都大学学術出版会 1997年   Continue reading “農本主義関連文献” »