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『土とま心』─橘孝三郎精神の継承

 『土とま心』は、橘孝三郎存命中の昭和48年8月、橘の従弟である橘経雄の発案で、橘の思想、人となり、著述とその内容を若い人達に知ってもらうことを目的として、楯の会第1期の阿部勉が橘の門弟の棚井勝一氏の協力を得て創刊したものである。「日本文明の先駆者」(『月刊日本』)で橘を取り上げるに当たり(最初のページ)、水戸に棚井氏をお訪ねし、いろいろお話を伺った上で、『土とま心』の全号をお借りした。
最終号となった第7号の編集後記には、次のように記されている。
「確かに、橘塾長と三島さんの思想や実践活動のあり方には懸隔があったのは否定できません。しかし、あまり知られておりませんが、両者にはかなり深い交流があったようです。橘塾長は三島さんの思想及び楯の会に強く共鳴し、自身の孫の一人をはじめ、門下の六、七名の学生を楯の会に参加させています。また、その門下の一人で楯の会一期生の篠原裕さんを通じ、著書「天皇論」五部作を三島さんに贈り、三島さんの天皇論、殊に大嘗祭の解釈にかなりの影響を与えたことは、あまり知られていない事実です」
以下に全号の表紙と目次を載せておきたい。

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